宇宙よりも遠い場所は、南極という同じ場所を目指す四人が、それぞれ違う理由でそこへ向かう物語です。誰の理由に重なったかは、見る人によって違います。同じ船に乗っていても、胸の内はひとりひとり別の場所を向いています。
行き先はひとつでも、そこへ行きたい動機はまったく別のところにあります。この記事は道中の一場面ずつを切り出し、その人がなぜそこへ向かおうとしたのかを言葉と行動からたどります。遠さの感じ方は、人によって違って当然です。
四人はそれぞれ違う言い方で自分の動機を語ります。純粋な好奇心で語る人もいれば、誰かの不在を埋めるために語る人もいる。同じ「行く」でも、背負っている重さがまったく違います。言葉の選び方が、そのまま覚悟の重さになっています。
どの言い方が記憶に残ったかで、あなたが自分の行動をふだんどう説明する人かが分かります。ここではその言い方の違いを丁寧に追います。
目的地に着くまでの時間は、この作品では単なる準備期間として扱われません。移動中の何気ないやり取りが、旅の理由そのものより長く記憶に残る作りになっています。
あなたの記憶にあるのは、目的地に着いた場面でしたか、それとも道中の一言でしたか。どちらか一つ、心当たりがあれば十分です。
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<!--裏取り: https://yorimoi.com/story/?ep=12 / STAGE12「宇宙よりも遠い場所」(公式サイト各話ページ)-->