千と千尋の神隠しは、不思議な世界に迷い込んだ少女の成長の物語として語られます。けれど心に残った場面を聞くと、返ってくるのは冒険の大きさより、居場所を探す誰かの姿です。
千尋を挙げる人と、カオナシを挙げる人がいます。同じ作品が好きでも、見ていた居場所は違います。このページでは場面を1つずつ読み、最後は必ず「あなたが止まったのは、どの場面だったか」に戻します。
この世界では、働く場所がなければ居ることができません。誰もが自分の持ち場を持ち、そこで役に立つことで居させてもらっています。
居場所の話は、子どもの頃に観ても大人になって観ても、刺さる位置が変わります。 心に残った場面を聞くと、仕掛けの不思議さより、誰かが居場所を求めていたところを挙げる人が多いです。
見知らぬ場所で、働くことで居場所を作っていく少女に寄る人。差し出すことでしか人の気を引けない、顔のない存在に寄る人。
誰に寄ったかは、好みではなく、あなたが居場所をどう手に入れてきたかの違いです。 ここではカオナシの2つの場面から読んでいきます。物語の結末と、千尋がどうなるかには触れません。
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